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2010-01-29

   病院  その1  ~芥川龍之介の「河童」を読んで~

 病院に行った。結構大きな総合病院。なぜ病院に行くかと言えば、私の体に問題があるためである。何も元気ハツラツ、どこも悪くないんですよ、なんてヤツが好んで病院に行くはずがない。
 予約したのは午前九時。なので十時過ぎに行ってやった。どうせいつも予約通りには始まらないからだ。院内に入ると病院特有の薬品クサイ臭い。この表現が間違っているというのなら、私は少しだけ驚く。へぇ・・と。

 総合病院だけあって来院者が多い。廊下にあるソファーはすでに一杯だった。歩いていくと、どいつもこいつも私のことをジロジロと見る。その気味の悪いまなこで・・・。
 私は特別恵まれた容姿をしているわけではない。かといって、その逆でもない。問題となるのは年齢だろう。廊下に今いるのはそのほとんどが高齢者で、若者などほとんどいない。いるとしても本当に幼い子供位だ。私のことを(こんな若いのにねえ・・・・)とでも思っているのだろう。とはいえ、私は自身を若者とはとても思えないが。

「九時に予約したsazaeです。遅れてすみません。」

相手の顔を見ないで言った。

「ハイ、sazaeさんですね。エートすみません。今朝急患が入ってしまって、かなり遅れると思います。その間申し訳ありませんがお待ちいただけますか。」

 私はこの看護士さんの話をろくに聞いていなかった。いつものことだからだ。私にとって重要なのは、診察が何時に始まるのかではなくて、待っている間に何をするかだからだ。これを予想していたからこそ、ポケットに忍ばせていた一冊が役に立つというものだ。


 芥川龍之介の「河童」


 芥川龍之介、自殺した作家として有名だ。作品をいくつか読んだことはある。しかし、この「河童」はまだ読んだことが無かった。なんとか空いているソファーを見つけ、静かに腰を下ろす。病院の廊下は私の読書スペース。本を読むにはうってつけだ。
 事前知識として、この本が自殺の直前に書かれたものだということは知っていた。(後に死の数カ月前だということが解ったが)また、河童が登場し、社会風刺をしている作品だということ。

私の隣にベッドに寝かされたおじいさんがやってきた。点滴のパックにつながれていた。

しかし構わず、本の世界へ旅立つ。芥川龍之介の世界へ。河童の世界へ。
                                                               病院の廊下から・・・



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theme : 本に関すること
genre : 本・雑誌

2010-01-27

河童



 こんにちはsazaeです。しばらくお休みしてました。また少しずつ書いていきたいと思います。今回ご紹介する本は芥川龍之介の「河童」です。「河童」は芥川龍之介の晩年の作品の中でも代表作といえます。彼はこれを書いた4か月後に服毒自殺をしています。晩年というよりは、すでに死の直前だと言ってもいいでしょう。

 内容は、主人公の精神病患者が「河童の世界」に迷い込んでしまうというもの。「河童の世界」と言っても人間社会とそう変わりません。医者もいるし、裁判官もいる、警察もいるし、音楽家や資産家だっている。しかし、人間社会でまじめに語られることが、この世界では滑稽なこととされる。逆に、この世界でまじめに語られることが、我々人間にとっては馬鹿げたことに感じるのです。

 芥川龍之介はこの作品を通して、宗教、社会、恋愛、家族制度、芸術など、様々な方面への批判を行っています。つまり、芥川が生きた社会への風刺です。これを読むと、芥川が自殺を考えていたことが感じ取れると思います。



登場人物


第二十八号・・・精神病患者。河童の世界に迷い込んだ話をする男。


バッグ・・・河童で漁師をしている。第二十八号が追いかけた河童で、コイツを追いかけて行ったら河童の世界に入り込んでしまう。


チャック・・・河童の医者。


ラップ・・・河童の学生。


ゲエル・・・ガラス工場の社長。


クラバック・・・作曲家。



感想

感想は次回 「病院」 にてということでお願いします。


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theme : 読んだ本の紹介
genre : 本・雑誌

2010-01-22

第二十八回 ぬいぐるみ?

主「みなさんこんにちは。今日も明日も本の虫、第二十八回です。」

シロ「みニャさんのおかげもあり、グリ~ンハウス21のアクセス数が20000を超えましたニャ。本当にありがとうございますですニャ。」

主「応援コメを下さった方や、ランキングボタンをクリックしてくださっている方はには頭が下がるばかりです。」

シロ「他にも、「ブログセンター」や、「まじかるぶらげ学院」等を登録して下さった方には感謝の気持ちでいっぱいですニャ。これで明日はおいしいネコ缶が・・・」

主(世の中そんなにあまくないけどな)「さて、今回ご紹介する本ですが・・・・」

シロ「ついに出ましたニャ!「嫌韓流」いつかは紹介しなければならないと覚悟していた所ですニャ。」

主「賛否両論の一品だ。一言でいえば韓国をフルボッコにしてる本。」

シロ「出版すら危うかったのではニャいでしょうか。第一、韓国と一緒にマスコミにもケンカを売っていますニャ。」

主「皆がインターネットを使うようになってきたから、テレビが不要になってくるのは当然なんだけどな。」

シロ「韓流ブームの時にテレビを見ていたら、韓国旅行ツアーをやっていましたニャ。別のチャンネルに変えると冬ソナをやっていましたニャ。また別のチャンネルに変えるとテレビショッピングで韓国のりを売っていましたニャ。」

主「おいおい、いくら韓流ブームの時とはいえ、そこまでひどいわけはないだろう。」

シロ「ほ、本当ですニャ!確かに私はこの目で見たのですニャ!!家政ネコは見た、ですニャ。」

主「それはともかくとして、ブームを作るのはテレビなどのマスコミなのは間違いないな。今これが流行っている!、なんてキャッチコピーの番組があったら、テレビに向かってこう言ってやりなさい。流行らせようとしているのはあなたがたでしょう。と」

シロ「ご主人は韓国に行ったことがあるのですよね?」

主「あるよ。金属のはしで真っ白いご飯と焼き肉を食べた」

シロ「うらやましいですニャー。キムチに焼き肉、韓国のり、おいしいものがたっくさんありますニャ。」

主「まあ、そうだね。」

シロ「ご主人~私も韓国行きたいですニャ~。おいしいお肉が食べたいですニャ~!!」

主「わざわざ韓国に行かなくても家で焼き肉できんじゃん。」

シロ「生ヨン様が見たいですニャ~。」

主「おいおい、マジかよ・・・・」

シロ「ご主人にはあれのよさがわからないのですニャ。」

主「別にいーけどな。行くんならお前一匹でいけよ。途中で止められるだろうがな、ププッ」

シロ「ムムッ、バカにしてますニャ!貨物室にぬいぐるみとして潜入すれば韓国旅行など楽勝ですニャ。」

(チーン)

主「おっ、出来たみたいだ。」

シロ「いい臭いがしますニャ。これはお肉ですニャ。」

主「これをご飯にかければ牛丼の完成。家に居ながらにしておいしい肉が食べれる、最高じゃないか。」

シロ「ニャニャ!私にもくださ~いですニャ!!」

主「ぬいぐるみとして潜入すれば楽勝なんだろ?本場の味を楽しんできたらどうだ?それでは皆さん今回はこの辺で」

主&シロ「またね~」ですニャ。シロ「にーくっ!にーくっ!お肉くださいですにゃー。」主「やかましいわ。」



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2010-01-20

嫌韓流




 こんにちはsazaeです。今回ご紹介する本は「嫌韓流」です。ついにこの本出てきちゃいましたね。読まれた方も多いのではないでしょうか。韓流ブームが叫ばれている真っただ中で登場し、それに真っ向から対峙するかのようなこの態度。タイトルの通り韓国を批判する内容のマンガです。よく出版できたものです。心から感心しています。

 韓国といえばキムチやヨン様、焼き肉、韓国のり等が有名で・・・すいません、食べ物多いですね。我々も最近になって、韓国ってどういう国なんだろうと意識し始めたのではないでしょうか?(決して悪い意味で言っているわけではありません)なぜなら、それまでの日本はアメリカ一辺倒で、朝鮮半島が主役というよりは中国を意識しますし、更には旧ソ連、今のロシアの動向が重要だったわけです。この三国に囲まれているというだけですごいことなんですけどね。

 脱線しましたね。(ホラ言わんこっちゃない)とにかく、この本はその韓国に焦点を当てた作品です。作者は「山野車輪」さんです。物語は高校生の「沖鮎 要(おきあゆ かなめ)」が友人の在日韓国人、「松本 光一(まつもと こういち)」にサッカーの観戦に誘われる所から始まります。応援するのはもちろん韓国。2002年のサッカーのワールドカップのことです。韓国は確か準決勝まで行ったんですよね。いろいろありましたけど。以下登場人物です。


登場人物

沖鮎 要(おきあゆ かなめ)

主人公の高校生、途中からは大学生。普通の学生であったが、Wカップでの韓国人の姿や、友人の在日韓国人の松本光一の言動などから韓国について関心を抱くようになる。真っすぐな性格。


荒巻 いつみ

要の彼女。高校、大学と要と同じで、要と一緒に韓国について勉強していくことになる。結構気が強い。


松本光一(まつもと こういち)

要の友人で在日韓国人。高校、大学と要と同じである。協調性に欠け、自己中な所が多い。大学のサークルなどで、要やいつみと議論を交わすことになる。


感想

 マンガなので面白いです。この感想では怒られますか(笑)いえ、こういう問題にはマンガからだとすごく入りやすいということです。小林よしのりさんの作品などはそうですよね。同類というつもりはありませんが・・・。入口は広いが、入ってからは自分の足で行け。そういう作品だと思います。
 現に私も、この本を読んでから日韓問題などに興味を持っていろいろ調べるようになりました。そういう意味ではすばらしい作品だと思います。今は嫌韓流4まで出ているようです。

 ただ、注意しなければならないのはこの本が全て正しいというわけでは無いということです。指摘が間違いである箇所もありますし、偏った見方である部分もあります。

 宗教と一緒ですよ。全てこれが正しいんだと思い込むと危うくなる。これは日本人にとっての聖書というわけではありません。ただの本です。マンガです。しかし、我々に違った物の見方をさせてくれる、知恵の実であるのは間違いありません。興味のある方はぜひ一口どうぞ。(ということは私はヘビ?あ~いやだいやだ)


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genre : 本・雑誌

2010-01-18

第二十七回  ロリコン?

シロ「こんにちは、シロですニャ。今日も明日も本の虫、第二十七回ですニャ~。」

    ・

シロ「そうなんですニャ。ご主人は今、買い物に行っていませんのですニャ。だから今回は私一匹で本の紹介をしなければなりませんのニャ。ご主人は私のエサも一緒に買いに行っていますので、今回は文句は言えなかったのですニャ。」

    ・

シロ「でもやっぱり一匹じゃやる気でませ~んニャ。(ゴロゴロ)サボってもご主人にはバレなければ大丈夫ですニャ。みなさ~ん、今回はお昼寝タイムということで、フアアアア・・・、ですニャ。」

(ガチャリ)

シロ「ニャニャ!?、ご主人ですかニャ!?・・・と・・、とまあこんな具合にこの本は面白いのですニャ・・・」

???「(バタン。ドタドタ・・)えへへ~侵入成功!」

シロ「ニャ、ニャンですか君は。人のウチに勝手に・・・ってカギを開けて入ってきましたニャ。」

???「あーネコさんだぁ。シロくてかわいいー。つかまえたぞぅ~(ぎゅううう)」

シロ「や、止めるですニャ(ジタバタ)。君は一体何者ですかニャ。」

???「ホントにしゃべるんだぁ。sazaeさんの言ってた通りだ。やっぱりカワイイ~(ぎゅううう)」

シロ「く、苦しい・・・ご主人の知り合いですかニャ。でもこんな小さい女の子がご主人の知り合いにいるとは。」

???「私はね、hotateっていうの。五歳。」

シロ「hotate?コラコラ、大人をからかうんじゃありませんよ。本名を名乗りなさいですニャ。」

hotate「だって~、sazaeさんが言うなっていうんだもん。」

シロ「ニャンですと・・・ではご主人との関係について教えてくださいニャ。返答次第ではそのツインテールをモフモフしちゃいますニャ。」

hotate「それも言うなっていわれたー。シロちゃんはもしかしていじめっッ子?(グスッ)」

シロ「ニャニャ!?、そんなことはありませんニャ。ホーラ泣かない泣かない。私は弱き助け、強きをくじく心やさし~いネコですニャ。決していじめっ子などではありませんニャ。」

hotate「よかった~。hotateはね、今日sazaeさんに呼ばれたんだけど、sazaeさんがいない時にやって来てびっくりさせようと思ったの。」

シロ「ご主人が留守の時?そんなのどうやって解るのですかニャ?」

hotate「これ、このレーダーでsazaeさんの居場所が解るの。」

シロ「そのド○ゴンレーダーみたいのでご主人の居場所が解るのですかニャ?」

hotate「そう、この光っているのがsazaeさん。だんだんこっちに向かってくるね。」

シロ「マ、マズイですニャ!まだ全然本の紹介が済んでいませんニャ。このままでは今日の晩ご飯抜きですニャ。」

hotate「シロちゃん困ってるの?だったらhotateも手伝う~。」

シロ「ありがとうですニャhotateちゃん。でもこの本知ってますかニャ?」

hotate「知ってる~「とある魔術の禁書目録2」」

シロ「すごいですニャ。以前、ご主人と紹介した第一巻の続きになりますニャ。」

hotate「とーまが記憶喪失なんだよね。」

シロ「そうですニャ。でもそのことをインデックスにバレないように、ひたすら隠していく生活が始まるのですニャ。」

hotate「なんか大変そう。」

シロ「そりゃあもう、話しかけてくる奴にはとびっきりのジャパニーズスマイルをしなければならないし、うまく話を合わせないと怪しまれるし、本当に大変なんですニャ。」

hotate「hotateはそういうの得意!」

シロ「hotateちゃんはきっと将来ロクな女になりませんニャ。」

hotate「(グスン)ヒドイよ~。」

シロ「ワワッ、冗談ですニャ~。hotateちゃんはきっと魅力的な女性になりますニャー。」

hotate「えへへ~、そうなの。そしてsazaeさんを誘惑するの。」

シロ(ニャニャ!?ニャンとおおおおおお!!ご主人・・・このようなコムスメに手を出すとは!・・・ご主人はロリコンだったのですかニャアアアアア)

hotate「姫神秋沙が出てくるよね。」

シロ「そうなんですニャ。影が薄いヒロイン。幸薄そうなヒロイン。パッとしないヒロイン、そもそもヒロインじゃねーし、などと言われているのですニャ。」

hotate「ヒドーイ。巫女さんカワイイのに。」

シロ「巫女さん属性は一過性のものだ、と秋葉原の通行人が言ってましたニャ。」

hotate「hotateも着てみた~い。秋沙はでぃーぷ・ぶらっどなんだよ。」

シロ「吸血鬼殺し(ディープ・ブラッド)。その血を吸った吸血鬼は灰になって消えてしまうのですニャ。」

hotate「秋沙すごーい。」

シロ「幻想殺しの次は吸血鬼殺しですニャ。なかなかシャレてるじゃニャいですか。」

(ガチャリ)

主「ん?空いてる・・・hotate来てたのか。」

hotate「わーい、sazaeさんお帰りなさ~い。」

シロ「ご主人~私しっかりと本の紹介しましたよ!ご褒美をくださいですニャ。」

主「エライエライ、ほい、いつもカリカリ。」

シロ「ニャー!!ネコ缶ではありませんニャー!!。」

hotate「それでは今日はこの変で」

主&シロ&hotate「またね~」ですニャ。シロ「ご主人!この子とは一体どういうご関係なのですか!」主「残念ながら、それはここでは明らかにならないんだ。」


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2010-01-16

とある魔術の禁書目録2



 こんにちはsazaeです。今回ご紹介する本は「とある魔術の禁書目録2」です。以前ご紹介した第一巻の続きになります。以降ネタばれ等ありますのでお気をつけて。

 一巻ではインデックスとの出会いや魔術の存在が明らかになりました。そして、インデックスは上条当麻によって救われます。一年置きに記憶を消さなければならないという呪縛から解放されたのです。しかし、一巻の最後に上条は脳にダメージを受けます。失ったのは記憶。自分が誰なのかもわからない、ここがどこなのかもわからない。そして、自分が救ったインデックスのことさえも忘れてしまいます。

 ですが、上条は自分が記憶を失ったことを隠します。インデックスのために。ひたすら隠し通すことを心に決めます。インデックスが誰なのかも解らないのに。

 今回の事件はそんな上条もとににやってきます。魔術師ステイル・マグヌスが持ってきた封筒。中にはとある予備校の図面があった。そこには一人の少女が囚われているのだという。彼女の名前は姫神秋沙(ひめがみあいさ)。吸血鬼殺し(ディープ・ブラッド)という能力を持っているのだそうだ。その力を利用しようとしている錬金術師から彼女を救出するのが目的らしい。



登場人物

 上条当麻(かみじょうとうま)

 学園都市の高校生。異能の力ならばたとえ神様でも打ち消せる「幻想殺し(イマジンブレーカー)」という右手を持つ。1巻において、インデックスの攻撃をを受けて記憶喪失に陥る。これは脳のエピソード記憶の部位が直接破壊されてしまっために回復する見込みはない。インデックスにはこのことを隠し通すつもりでいる。


 インデックス

 イギリス清教会のシスターで、いつも真白い修道服を着ている。一度見たものは絶対に忘れない「完全記憶能力」の持ち主。1巻において、上条のイマジンブレーカーによって救われる。上条が記憶を失っていることには気づいていない。


 ステイル・マグヌス

 インデックスと同じイギリス清教会の人間で、炎を操る魔術師。1巻では上条と殺し合いをしたが、今回は味方。1年前にインデックスの記憶が消された時のパートナー。もちろん、インデックスはこのことを全く覚えていない。


 姫神秋沙(ひめがみあいさ)

 ファーストフード店で食い倒れていた少女。真黒の長い髪で、巫女さんの格好をしている。彼女は吸血鬼殺し(ディープ・ブラッド)という性質を持ち、彼女の血を吸った吸血鬼は灰になってしまう。


 アウレオルス・イザード

 今回の事件の首謀者で、錬金術師。2年前にインデックスの先生だった。現代のパートナーが上条、1年前がステイル、そして2年前のパートナーがアウレオルスになる。インデックスを救うために自身の所属するローマ正教を出ることになる。しかし、彼はインデックスがすでに救われていることをまだ知らない。

 
 アレイスター・クロウリー

 学園都市の統括理事長。いつも逆さま。


 冥土返し(ヘブン・キャンセラー)

 カエル顔の医者。お世話になります。


感想

 今回も上条さんの男前っぷりに惚れました。上条の記憶喪失を知っている人間は冥土返しのみ。インデックスはもちろん、ステイルにも気付かれていません。インデックスを救ったのは、「記憶を失う前の上条当麻」であり、自分では無い。しかし、インデックスのために「記憶を失う前のの上条当麻」を演じ続けるのです。これには感動しました。
 また、アウレオルス・イザードの気持ちも読んでいて非常につらくなりました。自分の全てをかけて、たった一人の人間を救おうとしてきたのに、その人はもう、「他人」によって救われてしまっているんですから。
 ん?姫神の話が出てこないって?・・・・あっちゃ~・・・忘れてた・・・・・。違いますよ、決して影の薄い子なんかじゃありませんよ!単にsazaeが忘れていただけで・・・・姫神をみたい方は本を買うべきなんですよ。そうそう、これでこそ本の紹介文です。メインだからこそ隠しておいたんです。どうです?姫神秋沙を見たくなってきたでしょう。


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genre : 本・雑誌

2010-01-13

第二十六回  お主も悪よのう

主(あの女が生きているはずがない。とっくに刑は執行されているはず・・・・)

シロ「~~~~ですニャ

主(行政の発表でも確認した。ならばあの声は一体何だったんだ?)

シロ「~~~~~~~~ですニャ!

主(刑務所に叩きこんだのがそもそも俺だからな・・・幽霊でも見たと?)

シロ「もう!!こうなったら全力の体当たり!&のしかかり!ですニャ!!!(ドン!)」

主「ぐわっ!・・てめえ、何しやがる。」

シロ「いいかげん始まってますニャー!!よそのお話なんかよりも本の紹介をするですニャ。」

主「お前やってくれよ。俺は忙しいんだ。」

シロ「そんニャことが許されると思っているのですか。大体さっきから何もしてニャいですニャ。」

主「俺は頭を動かしてんの。ネコとは違うのだよ、ネコとは。」

シロ「今、ご主人は世の中の全ネコを敵に回しましたニャ。街を出歩く時は用心することですニャ。」

主「(それは結構怖いかも・・・)はいはい、やればいーんでしょやれば。」

シロ「全く、ご主人のサポートは疲れますニャ。皆さんこんにちは、今日も明日も本の虫、第二十六回目ですニャ。」

主「今回ご紹介するのは、「家紋の世界」です。」

シロ「毎度おなじみのコンビニ衝動買いシリーズですニャ。どれどれ・・・うひょー、家紋がたっくさんありますニャ。」

主「四大姓というのは、源、平、藤原、橘のことです。源平藤橘(げんぺいとうきつ)、帝の血縁や忠臣が姓を与えられたものと言われています。」

シロ「次は室町、あっ、高師直(こうのもろなお)。その下には楠木正成(くすのきまさしげ)ですニャ。」

主「室町時代は意外と盲点だった。てっきり戦国ばかりかと思っていたけど・・・」

シロ「それだけじゃありませんニャ。これは三越のマークですニャ。」

主「確かにあのマークだ。三井が名字で、店の名前が越後屋。だから三越。」

シロ「ハッ!?越後屋ですって・・・・」

主「ん?」

シロ「越後屋、そちも悪よのう・・・・ですニャ。」

主「いえいえ、お代官様ほどでは・・・ってなんで俺が越後屋なんだ。」

シロ「これ、例の紫色のお菓子をよこせ、ですニャ。」

主「ははーー、こちらにございます。」

シロ「ニャッハッハッハ、これは素晴らしいお菓子ですニャ。どれさっそく一つ。」

主「お代官様には今後ともどうかごひいきに。」

シロ「それでは今回はこの辺で」

主&シロ「またねー」ですニャ。主「だから何で俺が越後屋なんだ。」シロ「一度やってみたかったですニャ。」


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2010-01-13

家紋の世界



 こんにちは、sazaeです。今回ご紹介するのは「家紋の世界」です。毎度おなじみのコンビニ衝動買いシリーズになります。sazae、またやってしまいました。皆さんは自分の家の家紋わかります?実家に行けば分かるという方や、全然シラネという方もいらっしゃるのではないでしょうか。sazaeは解りますよ~。

 イメージしやすいのは、戦国時代の武将の家紋ではないでしょうか。明智の「桔梗」、北条氏の「三つ鱗」、上杉の「竹に二羽飛雀」、武田の「割り菱」、秀吉の「五三桐」、挙げようと思えばいくらでもあります。しかし、一番有名なのは徳川の「三つ葉葵」ですよね。水戸黄門のアレです。

 今挙げましたのは戦国武将ですが、この本は戦国時代だけに留まらず、源氏と平氏の時代から鎌倉、室町、戦国、そして江戸時代までの家紋に触れています。また、説明の仕方もただ家紋をズラーっと並べてあるのではなく、歴史や家紋の由来などにしっかり触れて説明がなされているので、歴史に興味のある方にとっては、大変興味深い本になると思います。



主な内容


第一章 家紋のはじまり

第二章 四大姓と家紋

第三章 鎌倉武士と家紋

第四章 南北朝/室町時代と家紋

第五章 戦国武将と家紋

第六章 信長・秀吉と家紋

第七章 徳川家と江戸大名の家紋

第八章 庶民に広がる家紋

第九章 家紋あれこれ

第十章 家紋一覧



感想


 正直、家紋にこんなに種類があるとは思いませんでした。有名な戦国大名の家紋を見るとなんかこう・・・血が騒ぐといいますか、カッコイイんですよね。
 そもそも家紋という考え方が登場したのは、武士が登場した辺りかららしいです。そこから話が始まっていますので、歴史に興味のある方は読みだすと止まらなくなるかもしれません。

 しかし、皆さんが一番やりたいのは、「自分の家の家紋を探すこと」ですよね。私も買ってさっそくやりました。残念ながら発見には至りませんでしたが、大体同じやつは見つける事が出来ました。ウチの家紋は福島正則が用いた、沢瀉(おもだか)を使用しています。なんでも、一応関係のある家だとか。あまり詳しくは知りませんが。でも探すのも結構楽しかったです。

 皆さんもこの本で、自分の家の家紋、探ししてみませんか?



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2010-01-10

第二十五回  お前は誰だ?

シロ「皆さんこんにちは。今日も明日も本の虫、第二十五回目ですにゃ。」

主「・・・・・今回ご紹介する本は太宰治の「女生徒」です。女性の独白という文体で書かれており、少女の心境がありありと描かれています。」

シロ「ご主人、独白体などと言いますけど、結局は勝手気ままに書いた文章ではにゃいですか?」

主「まあ、そうとも言えるな。」

シロ「二匹のイヌがちょっとだけ登場するんですにゃ。」

主「真っ白くてキレイな「ジャッピイ」と、足が不自由で汚らしい「カア」」

シロ「その二匹を並べて、「ジャッピイ」だけをかわいがるんですにゃ。ヒドイ女ですにゃ。」

主「まあ、ヒドイといえばヒドイんだけど、そういう気持ちは誰にでもあるものだ。」

シロ「そうですか~?私にはそんなやらしい気持はありませんにゃ。」

主「例えば、キレイな女性とそうでない女性。男性が優しくするのはどっちか。」

シロ「キレイな女性に男性は優しいですにゃ!!このヘンタイ!ドスケベ!エッチ!いやらしい!」

主「だが逆に、両方平等に優しくするのはどうだろう。これだって、いやらしい。」

シロ「そんなこと言い出したら、どう優しくしてもいやらしくなってしまいますにゃ。」

主「という結論に達するわけだ。あまり本の内容とは関係ないけどな。」

シロ「この少女はお母さんと二人で暮らしているんですにゃ。でも、思春期特有の複雑な気持ちもあって、中々素直になれないのですにゃ。」

主「自分の気持ちばかりが先走って、物事がうまく進まない。その原因と対処法が解って、実行出来るようになるまでに至っていないんだろうな。何をしても、何を聞いてもイライラする。仕方ないといえば仕方ないんだけど。」

シロ「このことは山の話でも触れていますにゃ。」


現在こんな烈しい腹痛を起こしているのに、その腹痛に対しては、見て見ぬふりをして、ただ、さあさあ、もう少しのがまんだ、あの山の山頂まで行けば、しめたものだ、とただそのことばかり教えている。きっと、誰かが間違っている。わるいのは、あなただ。


主「こういうのは問題の所在が人それぞれ違うから、対処法も千差万別。基本的には本人が解決するしかないんだ。でも、誰か助けてくれるんじゃないかと期待してしまう。」

シロ「にゃるほど、難しいお年頃ってやつですにゃ。」

主「なんかおばさんくさいセリフだな。」

シロ「にゃ!?にゃんですと~。にゃんて失礼な!でも、今回はちゃんと本の説明をしましたね。実に珍しい。」

主「そうだな・・・・・・で、」

シロ「???」

主「お前は一体誰だ?」

シロ「(あらあら、バレちゃった)」

主「身体がシロなのは分かるが、お前は誰だと聞いている。俺の言っている意味、分かるよな?」

シロ「(ごまかせそうにないわね・・・)・・・に・・じゃなかった、ご主人。また会おうね。」

主「・・・・・・」

シロ「ハッ!?、ニャ!?餅はモチ屋ですニャ!!(ビシッ)」

主「テメー何やってんだ。」

シロ「何って・・・・寝てましたニャ。ニャニャ!?もしかしてもう始まっていますかニャ!?」

主「そしてもう終了だ。」

シロ「ニャんと~!!ご主人起こしてくださいよう~。なんという失態。平身低頭謝るしかありませんニャ。」

主「では今回はこの辺で~」

主&シロ「またね~」ですニャ。シロ「皆さん申し訳ありませんニャ~。ちょっとご主人待ってくださいニャ~。」



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2010-01-09

女生徒



 こんにちは、sazaeです。今回ご紹介するのは、太宰治の「女生徒」です。また、太宰かよという方はごめんなさい。私は太宰の作品の中で二番目に好きです。中身は、一人の少女の心境を一日中えんえんと書き綴ったものです。若い女性の一人称で描かれていますので、とっても小気味いい文章だと私は思います。あちこちに話が飛んだりしますけど。

 主人公の少女「私」は女生徒。学校にお勉強に行きますし、家事の手伝いだってします。家族は父母と姉がいたのですが、父は亡くなってしまい、姉は結婚して嫁いでしまった。残されたのは「私」と「母」の二人だけ。その少女の朝起きてから、夜寝るまで(本当にその通りなんです)を書いたものです。

 女性の方は共感できる部分もあるかと思います。一見、矛盾するような意見が両立していたり。矛盾してしまっても、それを強引に押し通したり。脈絡がないことがかろうじて繋がったりと、細い橋を渡り継いでいくような話口調はとても新鮮です。また、言葉一つ一つの中に、ハッとさせられる部分も多くあります。そういう部分は、つい何度も読み返してしまいました。


登場人物

私・・・学校に通う女生徒。母と二人で暮らしている。

母・・・私の母。夫を失ったが一生懸命生きようとしている。


感想

 言葉一つ一つが軽いようで、重い。いや、軽い言葉の中に重い言葉が混じってくるんですね。だから、それを目の当たりにした瞬間、ああ・・・とため息が出てしまう。私が特に気になった部分を上げますと、



 庭の原っぱで、おねえちゃん!と、半分泣きかけて呼ぶ他所の子供の声に、はっと胸を突かれた。



「私」はまだまだお姉ちゃんにあまえたかったのです。しかし、お姉ちゃんにはもう子供もいるのであまえられない。我慢するしかない。そういう気持ちが痛いほど伝わりました。

他には二匹の犬が登場します。そのうちの一匹、足の悪い「カア」への気持ちに関しては、読んでいて非常につらくなりました。私は犬好きではありませんが、この気持ちは嫌です。そういうことからは眼をそらしたくなります。そこを太宰が表現しているのにはまいりました。(決して良い気分ではありませんが)

 この本で、思春期の女生徒の気持ち、のぞいてみませんか?


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