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2009-11-16

こころ




 こんにちはsazaeです。今回ご紹介する本は夏目漱石の「こころ」です。最近はデスノート、ヒカルの碁でおなじみの、小畑健さんがカバー絵を描かれたものもありますね。「こころ」は夏目漱石の晩年の作品で、漱石が死の二年前に書いた作品です。書いたのは1914年、大正3年です。時代はすでに明治から大正になっています。ふーん、そう。と思われた方、これ、結構重要なんですよ。

 元号が変るのがどういうことか解りますか?感のいい方はお気づきだと思います。天皇が亡くなる、ということです。現代ですら、もし天皇が亡くなるようなことがあれば大事件です。明治時代の人々からすれば、もう天地がひっくり返るような出来事だと思います。そして、明治天皇を追って殉職した人がいた。

 乃木希典(のぎまれすけ)、陸軍大将をされた方です。明治天皇大葬の夜に奥さんと一緒に自刃されています。これは実際にあった出来事です。(個人的にはこの殉職をあまり非難してほしくないです)

 漱石はそれを経験した。

 作中にもその出来事が出てきます。一応、事前知識として上のことを頭の片隅において読まれるといいかもしれません。

内容

上 先生と私
 
 鎌倉に遊びに来ていた「私」は、謎めいた雰囲気を持つ「先生」と出会います。二人は東京に戻った後も交流を続けますが、実は先生には人に決して話せない過去がありました。「私」はそのこと「先生」に打ち明けるように迫ります。「先生」は今は話せないといったが、時期が来たら話すと約束します。


中 両親と私
 「私」は実家に帰省します。父の病状はかんばしくありません。そんな中、明治天皇崩御の知らせが入り、父はさらに衰えていきます。父が危篤状態に陥り、もう死を待つしかないというときに、なんと「先生」から手紙が届きます。中身には、この手紙があなたの手に渡る頃には、私はとっくに死んでいるでしょう、とあります。驚いた「私」は危篤状態の父、それに付き添っている家族を置いて、家を飛び出し電車に乗り、先生の遺書を読み始めます。


下 先生と遺書
 先生は学生時代に、下宿先のお嬢さんに恋をします。それが今の先生の奥さんです。その学生時代に、先生の友人であるKも同じ下宿先でした。これは先生が友人に勧めた結果そうなったのです。そして、Kもまた先生と同じく、お嬢さんを好きになってしまったのです。先生は友人を裏切り、お嬢さんの母親から、お嬢さんをもらうことの了承を得ます。しかし、Kはその後、自殺してしまいます。その罪悪感から先生は今日まで苦しんでいました。そして、明治天皇崩御、乃木希典の殉職を受けて、自らも死を選ぶことになります。

登場人物

先生・・・・この人が主人公。奥さんと二人で暮らしている。仕事はしていない。

私・・・・・・上、中の語り手。実家が田舎にあり、父が病気。

先生の妻・・・・先生と暮らしている。下ではお嬢さんと呼ばれている。

先生の妻の母・・・下では奥さんと呼ばれている。すでに故人。

K・・・・・・先生の友人。


感想

 申し訳ありませんが、今回は、第九回のシロとの会話での感想にさせていただきます。(ペコリ)


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2009-10-26

坊ちゃん




 こんにちは、sazaeです。今回も前回に引き続いて夏目漱石の本を紹介したいと思います。今回は「坊ちゃん」。みなさん、もちろんご存じですよね。「吾輩は猫である」、「坊ちゃん」、この二つは夏目漱石の書籍の中でも特に代表作と言えます。私は学校の教材として、国語の授業中に一部読んだことがありました。とは言っても、最初の部分だけでしたけど。皆さんは読まれたことあります?
 「坊ちゃんは」、漱石が四国の愛媛県松山での教員生活を基にして書いたものです。現在は 愛媛県立松山東高等学校となっています。
 
 さて、本の中身についてですが、書き出しはこのように始まります。

 親譲りの無鉄砲で子供のときから損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。

 主人公の坊ちゃんのことです。話としては、彼が東京の物理学校を卒業して、数学教師として四国の中学校へ赴任するというものです。その赴任先では様々なことが起こり、最終的にはその学校を辞めてしまいます。もっとも、本人の責任でもあるのですが・・・。

 登場人物は、
・「坊ちゃん」・・・・主人公。江戸っ子らしい性格。彼の名前は最後まで出ない、おや?これは「吾輩は猫である」の主人公の猫と一緒だ・・・。

・「清」・・・・・・・・・坊ちゃん家の家政婦。坊ちゃんが松山へ赴任することによって遠く離れることになる。小さいときに一番可愛がってくれた。

・「山嵐」・・・・・・・本当の苗字は堀田。坊ちゃんと同じ数学教師、ただし彼は主任。性格は坊ちゃんに近い。山嵐というのは坊ちゃんが付けたあだな。以下坊ちゃんが付けたあだ名の人が続きます。

・「赤シャツ」・・・・教頭先生。年中赤いシャツを着ている。

・「野だ」・・・・・・・絵の先生。赤シャツの腰巾着。本当の苗字は吉川。

・「うらなり君」・・・顔色が悪く、お人よしでおとなしい性格。英語教師。本当の苗字は古賀。

・「マドンナ」・・・・うらなり君の元婚約者。今は赤シャツと交際している。本当の苗字は遠山。

・「校長」・・・・・・坊ちゃんの学校の校長。

 感想としては、まず、テンポがいい。文章がポンポンと出てくるのでどんどん読み進められます。中学生位の語学力があれば、まず苦にならないと思います。そして、人物描写が実におもしろい。坊ちゃんの主観で描かれているので、江戸っ子調の語り口になっています。それがこの作品をおもしろくさせている要因の一つだと思います。
 江戸っ子って一体なんなんでしょうね。見ていてなんか・・・清々しいものを感じます。悪く言うとおバカさんなんですけど、いやらしさが無いといいますか、まあ気持ちは分かるよ、的な所ですかね。血の気が多くて、はっきりしてる所なんかはあこがれますけど。

 私は夏目漱石の作品の中では最も読みやすいと感じました。ページ数もそれほど多くありませんので、忙しい方でもちょっとした合間に読み進められる量だと思います。主人公の坊ちゃんは、こんな人間が友人にいたら大変だろうな、と思ってしまうような人物です。一応、本人は正義の味方のつもりなんだと私は解釈してます(笑)。

 そんな人間を、お茶でもすすりながら眺めてみませんか。



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2009-10-22

吾輩は猫である



私は猫が好きです。そのため別ブログでは猫の写真をうpしてます。世間ではよく、猫好きか犬好きかに分けようとしますが、犬好きの方が言うのは、従順だとか、芸を覚えるだとか、利口だというものです。一方、猫好きの人間が言うのは、癒されるとか、かわいいだとか自由だとかです。まあ、かわいいは犬、猫共に言われていることですかね。傾向としては犬好きが、犬はここがいいんだと結構はっきりおっしゃるのに対して、猫好きはそこに猫がいるだけでいいんだという風に、抽象的に言われる方が多いと感じます。
 私は猫が好きですが、犬はちょっと苦手ですかね。吠えられたり、大きい犬とかはちょっと怖いかも。でも、どちらも人を癒してくれる存在なのは間違いないようです。ちなみに私の周りの人間はほとんど犬好きです(笑)。

 さて、本の紹介ですが・・・まあわざわざ紹介するまでもないと思うんですが、言わずと知れた夏目漱石の最初の作品です。おそらく、夏目漱石といえば吾輩は猫である。吾輩は猫であるといえば夏目漱石と言うくらい両者は有名すぎます。しかし、実際に全部読んでみたという方は、意外と少ないものです。文学自体の人口が少ないからでしょうかね?
 
 吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。

 ここから作品はスタートします。猫の主観で書かれた作品です。当時としてはかなり珍しいのではないでしょうか。この猫には本当に名前がなく、結局最後まで名前が付けられることはことはありません。実際に夏目漱石の家にいた猫をモチーフにして描かれています。この猫はとても頭がよく、我々人間のことをひどい化け物のように批判します。まあ、漱石が猫の頭に入っているようなものなので当然ですが。もちろん、この猫(名前がないと主語が全部、この猫になってしまう・・・)は頭の中で思っているだけです。話してもにゃーにゃーとしか聞こえないから。

 猫はとある英語教師の家に住んでいます。家の主人の名前は珍野苦沙弥(ちんの くしゃみ)。苦沙弥先生でいいです。まあ、変な名前ですが登場人物はみんな変な名前なのであまり気になさらないでください。この主人は胃が弱く、神経質な人です。胃が弱いくせに大飯食い、食後には、タカジヤスターゼという薬を飲みます。そして、妻と、娘が三人います。この苦沙弥先生は漱石自身と考えていいでしょう。
 主要な登場人物としては、ホラふきの友人、「迷亭」。苦沙弥先生の元教え子の、「水島寒月」。苦沙弥の主治医「甘木先生」。苦沙弥家の家政婦「おさん」。隣の家のメス猫、「三毛子」。近所の実業家、「金田」。などがいます。

 実際読んでみての感想は、とにかく猫が可愛いということと、面白いということです。猫の主観で人間を見ているところや、その口ぶりも漱石そのものなのですが、これを猫でやっているというのがたまりません。思わず声を出して笑ってしまうような場面もたくさんあります。人がいるところではあまり読まない方がいいかもしれません。あと、読む前に夏目漱石について少でも知識を持っていたほうが、作品をずっと楽しめると思います。これは吾輩は猫であるだけに限ったことではありませんが。
 
 ただ、所々、漱石の文章にありがちな、少し冗長な部分があります。わかりずらい言葉などもしばしば登場します。また、登場人物を前もって知っておかないと、内容を把握するのに時間がかかってしまうかもしれません。ですが、上に挙げた人物くらいを知っておけば、あとは話の流れで分かると思います。
 実際に読むときは、難しい所はすっとばしても別に問題はないと思われます。猫好きの方は、主人公である猫を見るだけでも十分読む価値はあると思いますし、そうでない方も、漱石が初めて書いた作品がどのようなものであるかを見てみるのは、いい経験になると思います。

 私が気に入っている場面は、苦沙弥先生の家に深夜ドロボウが侵入したときに、猫一人・・・失礼、猫一匹だけが気付いたのですが、ニャーニャー鳴くだけで、全く役に立たず、まんまとドロボウに物を盗まれてしまったところです。
 
 と、こんなカンジで紹介させていただきましたが、千円札にもなった人間が、最初に生み出した作品です。興味はあるが手を出せなかった方はもちろん、あるいは全く興味の無かった方にもぜひオススメしたい一品です。



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